空気と布でつくる膨らむ造形工房-クエストアンドトライ

インフレート看板:LED仕様

自社看板で試作しました。

インフレート看板:クエストアンドトライ

設置日  2012年8月21日

設置場所 愛知県丹羽郡大口町替地三丁目150番地

 

〈仕様〉

サイズ  W4500  H1500  D200

照明  LED(60個)

送風機  小型組み込み(3台)

重量  約 5 kg 程度

仕様  ネットに縫製してフレームにロープ結束固定  送風機は背面に取り付け

備考  耐候性テスト(日光・風圧)および消費電力の積算・実物サンプル

インフレート看板とは

半立体形状(レリーフ形状)に膨らむエア造形。

インクジェット印刷布地を輪郭に合わせ縫製(中央部分が膨らみ過ぎないようにマチ縫製)
内部には布地に直接触れないようにカバーがついた電球蛍光灯を多数配置して全体を光らせる構造。「壁面に設置する仕様」と「単独自立仕様」がある。送風機と電源(家庭用100V)を接続して完成。

内部に照明を入れる場合、従来から使用していた電球型蛍光灯では、サイズが大きく、表面との距離が近くなり、光のムラが起きるので厚みを30cm以上にする必要があった。

インフレート看板LED仕様とは

内部照明にLEDを用いることで、照明器具のサイズが小さくなり、厚みを10cm程度にまで薄くしても表面との距離が確保でき、光のムラが出なくなった。また、照明器具の重量も軽くなった。

更に「送風機を小型化して本体に組み込む仕様」に改良。それにより重量がある送風機を置く場所が省けた。小型送風機を用いるには全体の軽量化が必要で、軽量化するために表面材質を、ターポリンからナイロン+ポリエステル布地に変更した。

インフレート看板LED仕様の特徴

短期使用(三ヶ月程度まで):ターポリンのように屋外長期使用は布地が保たない。
   ⇒長期使用なら従来のインフレート看板を適用

二重かぶせ:印刷部分は二枚合せ。日光が当たり熱くなると、
   表面に多少のだぶつきが発生。日が陰り夜間など冷えると元に戻る。

超軽量:全体がとても軽く、設置可能な場所が従来より拡がる。

省電力:LEDと小型送風機で消費電力を従来よりかなり削減。

豊かな表現:表面は印刷で仕上げ、細かい部分まで照明が入る。

大型タイプは従来の製品で。小型タイプはLED仕様で。

 

この事例における

電気使用量・料金

照明 1時間42W 0.9円

送風機 1時間46W 1円

9/4から電気使用量計測

照明は夕方2時間程度の点灯

一ヶ月の電気使用量はおよそ800円