空気と布でつくる膨らむ造形工房-クエストアンドトライ

事例:エア造形+屋外看板ポール「ベースト君」

エアロアラウンザピラー:ベーストくん

屋外広告のポール(看板業界の名称はポールサイン)に、エア造形を組み合わせた事例です。

ポールに回転装置を組み合わせ、エア造形全体を回転させています。屋外における風圧は通常の立体造形物と同じように受けます。回転させることで通常より風圧に強い仕様です。

設置作業はポールの基礎に1日、建柱とエア造形設置に1日でした。広告物許可申請は従来の屋外広告と同じ要領です。

また、電源を切ると空気が抜けてしぼむので工作物とみなされない為、工作物の申請は不要との関係諸官庁の見解でした。

設置後の台風等の強風や豪雨にもしぼむこと無く存在し続けました。

材質は屋外用のテント布地で作られています。

京都府京都市西京区上桂東ノ口町129番「ベストプレイ」

この造形は回転しています!

回転している様子はYoutubeでご覧いただけます。

(当社HPから 製作事例⇒エアロアラウンザピラー⇒ベーストくん)

夜になると、さらに存在感が増します。このように1日24時間年中回転し続けています。
街のランドマークになってます。

〈仕様〉

サイズ  (ポールΦ80cm) 
W3000  D3000  H6000

素材  防炎ターポリン

設置仕様  サインポールにエア造形をかぶせ、膨らませて設置。造形自体が膨らむことにより、内部が締められ、ポールに密着し、外部からの風に押されても外れない構造。送風機もポールに設置。電源はポール下部より配線。


設置手順

 

 

サインポール基礎

W 2800
D 2800
深さ 1450

 

エア造形設置用架台

 (回転します)

 

架台サイズ
W 1500
D 1500
H 5500

 

サインポールのサイズ
WDΦ800
H 13000

 

架台に布地をかぶせて下準備

 

 

 

本体を吊り上げて、
架台にかぶせて差込

架台の上部に回転装置が設置

縦に長い架台につき中央と最下部にガイドローラー有り

←ガイドローラー

1日で設置完了しました。


台風が来てもこのままの状態で耐え続け、現在に至るまで回転し続けました。
このモニュメントはGoogle Earthに写っています。

内部照明

エア造形は内部が提灯のように空洞です。エア造形内部に照明を配置することで提灯のように全体が光り、夜光る造形となります。

内部照明は電球型蛍光灯を使用しています。(LED電球に変更可能)

照明器具は熱をあまりもたず、一つづつカバーを付けて布地に直接器具が触れないようにしています。

エア造形の布地は防炎ターポリンを使用しています。

このように、火災を発生させない安全な仕様で内部から光らせています。